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Atlantic Salmon
アトランティックサーモン

 

アトランティック・サーモンは、私にとってあまりにも情報が無く、秘密のベールに隠されたようなイメージの魚でもあった。

あまり釣れない魚? 難しい魚? 凄い強い魚らしい・・・・・?

フライは?

どんなパターンがよいのか?

クラッシックのサーモンフライなのか?スペイフライなのか?

クラッシックパターンの情報が飛び交う中、ちらほらと入ってくるバックテールを基本としたパターンや、極小のウエットフライのようなパターン

「本当はクラッシックのフライなんてイギリスのショップに行っても売ってないらしいよ!」

「時代は違って、釣れるフライがたくさんあるみたいだよ」

いろいろな噂が耳に届いた。

自分なりに調べていくと、#16サイズのフライもあり巨大なサーモンでありながら、こんな小さなフライが必要なのか?

それはなぜ?

いったいこの鮭は何なのか?

疑問だらけ!

 

ここ近年一部の釣り人の中で流行ってきているスペイキャスト

その中には、鮭をサクラマスをスペイロッドで、スペイキャストで釣るのだと一生懸命練習している人も多い。

その思いの先には、アトランティックサーモンの姿があり、それをイメージしている人もいた。

そこで、よく聞かされるのが、くだらないことかもしれないが、「スペイキャストではリトリーブをしないで釣ることが基本なのです・・・・・・」

これって、本当なのだろうか?

誘わないで釣る?

それがアトランティックの釣り方なのか?

それがスペイキャストでの釣りなのか?

 

私は、このアトランティックサーモンという魚の釣り方を全く知らない。

まだ一度も釣った事がない魚だからなのです。

 

噂やビデオ、本などでは時々紹介されるが、そのことにたいして詳しく触れた資料は目にしていなかった。

いったいどんなサーモンなのか?

 

不思議だ!

 

そんな思いはどんどんふくらみ

一度調べてみたかった。

人の話よりも、自分で経験し釣ってみたかった!

 

スペイキャスト、シューティングスペイキャストなどを覚えて行くと

より合理的なキャスト方法を選んでしまう私

 

オーバーヘッドでキャストできるバックスペースがないから、ロールキャストを行いフライを飛ばす。

その延長線上で、より遠くへとフライを飛ばすために、ジャンプロールキャストやスペイキャストは生まれたのであろう。

基本は、オーバーヘッドを行うスペースがない場所、バンク下のポイントでこのキャスティングの意味は発揮される。

 

そこで、今回より確かめたかったのは、

いったい本場である北欧の方々は、スペイキャストがメインなのか?

それ以外は行わないのか? 行ってはいけないのか?

それともノルウェイで生まれたアンダーハンドキャストが主流なのか?

オーバーヘッドは行わないのか?

 

よくわからない状況ではあるが

私が作り出したクイックスピン・キャスト そして シューティングスペイ、 スカジットキャストなど新しいキャスティング方法は受け入れられるのか?

 

何もかもが解らない!

この多くの疑問! そして 不思議な思い!を消し去るために、今回、自分の目で確かめに出かけたのです。

 


今回向かったのは、北欧 アイスランド

ここ近年、ロシアに次ぐアトランティックサーモンの遡上する河川が多い国です。

 

アイスランドの釣りを調べていくと、多いのは小河川でのサーモンフィッシング。

渓流のドライフライを行いたくなるような河川でのサーモンフィッシングも紹介されていたのですが、

せっかく行くならばと、選んだのは、ウエストランガ・リバー

対岸までは広いところで、200m以上

巨大な河川で滝などがありとても美しい川です。

 

 

 

 

 

今回この釣りを計画し

一緒に行こうと誘っていただいた

浜野安宏 先生

 

K・Bullet SD#10を持って

KenCube 

シューティングスペイ・ライン

を持って行ってきました。

 

浜野先生と一緒に釣りをするのは  ニュージーランド  南島以来です。

 

この大型河川は、瀬あり 縁あり 川幅200mもあれば、50mくらいに狭まった場所もあり

Salmonの遡上数が多い川なのです。

釣りを研究し調べるには最高の川です。

そして、この地には、スペイのメッカ イングランドからも多くの方が来られ、そのほかフランス、ドイツ、オランダ、ノルウェー、アメリカ・・・・世界各地から多くのかたが訪れ、その中には多くのプロフィッシャーがいるようなのです。

釣りのレベルは高く、多くの人たちを見てきているガイドたちに教わることは多いはずと、心して向かったのです。